久我山会からのお知らせ

石川将士さん(61期)の鋳金作品が「東京藝大買い上げ賞」に輝く!
石川将士「Body and Soul」
▲石川将士「Body and Soul」(H300×W400cm)

今春、東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻鋳金研究分野を修了した石川将士さん(母校61期生)の作品が、「東京藝術大学美術館買い上げ賞」を受賞した。

作品名は、「Body and Soul」
制作主旨は、
「僕たちは、いつかは死んでいく存在です。
 肉体はやがて朽ちていき、
 最後は冷たい入れものだけが残ります。
 しかし、魂という普遍的な存在は、
 いつまでも輝きを忘れずにそばに居てくれるものです。
 誰しもが当たり前に経験する生と死について、
 古来から行われる伝統技法、鋳造によって表現しました。」

この「買い上げ賞」とは、東京藝大美術学部卒業及び終了時に大学に作品を提出し、その評価の最高点の作品に与えられるのが「大学美術館買い上げ賞」。

実は石川将士さん、金属美術作家の伊藤邦介氏(母校16期生)が東京藝大美術学部工芸科で非常勤講師をしていた時の最後の学部学生の教え子に当たる。さらに説明させていただくと、元母校教諭の前島隆宇先生が平成26年に制作した母校創立70周年記念モニュメント「天球」の制作監理に携わったのが伊藤邦介氏である。

大学院を修了した石川さんは、その感覚の良さを買われて、この春から東京藝大取手校地“共通工房”にて鋳造室助手として後輩の指導に当たることが決まっている。

久我山スピリットは、世代を超えて芸術分野にも輝きを増している。

 
 
(報告:副会長・宮阪)
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